冬のファッション定番で人気のダウンジャケット。ダウンジャケットには色んなものがあり、ユニクロのライトダウンジャケットを始め、その中でも人気となっているのが『モンクレール ダウン』。その機能性とファッション性で世界中の人々を魅了する高級ダウンブランドの1つです。
今回はそんなモンクレールを中古で買う際のポイントや偽物の見分け方をご紹介します。
MONCLER（モンクレール）とは
MONCLER（モンクレール）は、イタリア・ミラノに本社を置く、アウターウェアを中心とした高級ファッションブランドで、フランスのグルノーブル近くにあるモネスティエ・ドゥ・クレルモン（Monestier-de-Clermont）で、フランスの登山用具職人レネ・ラミヨンとアンドレ・ヴァンサンによって1952年に設立されました。高級衣料品の企画・生産・販売を主な事業内容としており、2003年にイタリアの起業家レモ・ルッフィーニがこの会社を買収し本社をミラノに移転、モンクレールを世界的なラグジュアリーグッズの会社としてリローンチしています。2013年にはミラノ証券取引所に上場、2020年に11.5億ユーロでストーンアイランドを買収したことでストリートファッションでの存在感が高まりました。
中古で買う前のポイント
ここまで聞いてデメリットが大きいように感じるかもしれませんが、実際には正しく目利きできれば正規品を安く購入できるのは確かです。ここからは中古品を購入する際にチェックしてもらいたいポイントをご紹介します。注目する点をしっかりと確認して偽物を掴まされないようにしましょう。
ロゴとワッペンのデザイン
ロゴとワッペンのデザインから判断する場合は、ロゴの書体やワッペンの刺繍や取り付けを確認することをおすすめします。特徴として本物のモンクレールのロゴは、特徴的な書体で、文字の間隔も均一になっており、偽物は書体が微妙に違っていたり、文字間隔が不自然だったりするという特徴があります。ワッペンはエベレストがモチーフになっており、その刺繍は非常に緻密で立体的で糸のほつれや縫い目の粗さは一切ありません。偽物は取り付けの縫い目が荒かったり、刺繍が粗く、エベレストの形が崩れていたりするので、そういった点を確認することをおすすめします。
ファスナーやボタン
次にファスナーやボタンです。モンクレールは、主にLampo（ランポー）、YKK、VISLONなどの高級ファスナーメーカーの製品を使用しているとされており、これらのロゴが刻印されているか、刻印が鮮明かを確認します。もしも偽物であれば刻印がなかったり無名の安価なファスナーを使用していたり、ファスナーの開閉がスムーズでなかったりするという特徴があります。ボタンもスナップボタンやフロントボタンには、モンクレールの刻印されており、偽物は刻印が薄かったり、プラスチックのような安っぽい素材だったりという特徴があるので確認しましょう。
で、タグがあるから本物と判断せずに公式サイトできちんと確認することが大切です。
偽物の見分け方
次にモンクレールの偽物の見分け方を紹介します。
QRコード（NFCタグ）で確認する
MONCLER（モンクレール）の最も確実な偽物判別方法は、モンクレール製品に付いているQRコードまたはNFCタグから確認する方法です。2000年代後半から、モンクレールは偽造品対策として製品に独自のシリアルコードを付与しているようで、ダウンジャケットの内側にブランドロゴやサイズ表記のタグと一緒にQRコードが記載されたタグがあり、スマートフォンからQRコードまたはNFCタグを読み取る、もしくはタグに記載されている12桁のシリアルコードを公式サイトから確認する方法があります。偽のQRコードやシリアルコードが記載されているものもありますので、タグがあるから本物と判断せずに公式サイトできちんと確認することが大切です。
MONCLER（モンクレール）中古を選ぶメリットとデメリット
ここからはMONCLER（モンクレール）の中古を選ぶメリットとデメリットについてご紹介します。中古で買おうと悩んでいるのであれば、しっかりとメリットとデメリットを理解した上で検討しましょう。
メリット
モンクレールの中古品を選ぶ最大のメリット、それは価格の安さと言えるでしょう。新品のモンクレールは、モデルやサイズにもよりますが、20万円を超えるものがほとんどで30万円・40万円する物まであります。しかし、中古品であれば10数万円の物から中には数万円で取引されている物もあり、新品の半額以下で手に入れることができ、すでに廃盤になった希少なモデルや人気の限定品など、新品では手に入らないアイテムに出会える可能性があるのも中古品を選ぶメリットと言えるでしょう。
デメリット
モンクレールの中古品を選ぶデメリット、それは偽物のリスク・品質・保証などがあります。まず、「偽物のリスク」です。世界的に人気となっているモンクレール、もちろんたくさんの偽物が存在しており、流通しています。大手のメルカリやYahoo!フリマなどでも多く出品されていますが、中には偽物も多く出品されているのが事実で、プラットフォーム側がそれを判別してくれることはないので購入する側がしっかりと見定める必要があります。
またデメリットとして「品質」の問題もあります。どの程度までなら妥協できるかにもよりますが、中古品ということもあり、品質は落ちているものがほとんどです。売る側もある程度は写真で提示していますが、写真に写していない箇所なども多くありますので、こまめにやり取りして確認する必要があります。最後に「保証」です。中古品なのでもちろんメーカー保証は受けられません。中には違った保証をしてくれるものもありますが、基本的に保証はないものと思って購入する必要があるのがほとんどでしょう。
まとめ
今回はモンクレールを中古で買う際のポイントや偽物の見分け方をご紹介しました。一般的なフリマサイトでは正直なところ素人が目利きして判断するのは難しいのが事実です。もし、中古品を探しているのであれば専門のプロがいるような大手の中古ブランド品販売店、モンクレール専門の中古販売店、ブランド品専門のフリマアプリやECサイトから探すのが無難かもしれません。色んな情報が飛び交う現代、しっかりと注目するポイントを押さえて正規品を購入するようにしましょう。
